果物と野菜

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野菜といえば栄養がとても豊富なものです。
栄養豊富という面などから、しばしば野菜とひとまとめにされたりするのが果物類ですね。

野菜と果物の定義の違いはといえば、明確なものが無いようなのですが、人それぞれの定義があり「木になるのは果物、そうでないものは野菜」、「多年生と1年生」、「生食が果物、火にかけたり調味料をかけるのが野菜」などと色々な見方もあるようです。
しかし、イチゴやスイカ、メロン、トマトなどを見てみると矛盾がありますから必ずしもあてはまる野菜と果物を区別する定義は無いという事がわかります。

イチゴにはビタミンCが豊富で、他にもアントシアニン、ポリフェノール、ペクチン、カリウム、カルシウムなども含む栄養価の高い食べ物です。
イチゴの種類は、とよのか、女峰、とちおとめ、アイベリー、あめりかいちご、とちひめ、あまおう、レッドパール、章姫、さちのか、アロマ、弥生姫、紅ほっぺ、さがほのか、宝交早生など豊富にあります。
昭和50年代から西は「とよのか」、東は「女峰」という時代が続きましたが最近では品薄になる時期はアメリカイチゴが輸入されたり、品種改良も目覚ましい状況です。

スイカはよく果物とも野菜とも言われる食べ物ですが、スイカには、リコピン、シトリン(アミノ酸)、リン酸、カリウムなどが含まれ、利尿作用や解熱作用があり、高血圧、心臓病、尿路結石、二日酔いなどに効果があるとされています。
スイカの原産地は南アフリカで中国を11?12世紀に、16世紀初頭にヨーロッパ、17世紀にアメリカと伝わってきました。

エジプトでは紀元前6000年頃から農耕が始まり、壁画や絵画にスイカが描かれているそうです。日本へは17世紀中頃に中国から渡って来たと言われています。江戸時代頃には、果肉の赤さが気味悪がられてあまり食べられていなかったそうですが、明治末期頃になって改良が進み、昭和初期になる頃には西の大和スイカと東の都スイカの二大品種が形成されました。
そして現在の品種もほとんどがこの二つの品種の血を継いでいます。スイカの選び方としては、たたいて澄んだ音のするものが良いスイカなのだそうです。

またトマトですが、これにはフルーツトマトという品種があります。
その様子がりんごと似通っている為かドイツでは「天国のりんご」、スペインでは「愛のりんご」、イタリアでは「黄金のりんご」などという愛称もつけられているそうです。
トマトは、ペルーやメキシコで発生した食べ物という説が有力らしいですが、日本には17世紀頃から「唐がき」、「赤茄子」などと呼ばれ存在したようです。
しかしこれもスイカと同じで赤い色が不気味がられ、主には観賞用とされていたそうです。
食用として売れ始めたのは戦後なのだそうです。
トマトには、ビタミンA、C、B群、H、Pなどが豊富に含まれており、赤い色はリコピンになります。
美肌や成人病予防に良く、食欲増進、疲労回復、食欲促進、夏バテ防止などの効果もあります。

野菜と共に栄養のとても豊富な果物ですが、これも適量をバランスよく食事に組み合わせることにより健康な食事が摂れるようになるのではないでしょうか。


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