加賀野菜

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私たちが普段スーパーなどで手にする野菜はほとんどが輸入に頼っていると言われています。
日本で生産された野菜もありますが、店頭に並ぶ野菜というと、トマト、きゅうり、玉ねぎ、キャベツ、じゃが芋、アスパラ、ブロッコリー、とうもろこしなどがお馴染みだと思います。ベビーリーフ、マッシュルーム、米ナス、ズッキーニ、パプリカ、など最近になってよく見かけるようになった野菜なども多いと思います。
これらの野菜は、ほとんどが外国生まれの野菜です。では、日本生まれの野菜にはどのようなものがあるでしょうか。

有名なのが京野菜や加賀野菜ですね。
加賀野菜には、さつまいも、二塚からしな、へた紫なす、金時草、金沢一本太ねぎ、くわい、せり、金沢春菊、打木赤皮甘栗かぼちゃ、源助だいこん、加賀太きゅうり、加賀れんこん、加賀つるまめ、たけのこ、赤ずいきの15種類があります。

加賀とは、現在の金沢県を指します。
「加賀野菜」とは昭和20年以前から栽培され現在も金沢を中心に栽培されている野菜を認定したもので、認定された良品質のものには認定シールがはられ市場に流通しています。

中でも聞きなれないと思われる、金時草、くわい、赤ずいきとはどんな野菜なのでしょう。
まず金時草とは、紫色をした葉物の野菜で一見して木の枝に葉が茂っているという感じがします。これは葉と若い茎を食べる事ができ、夏の野菜として独特の風味があります。ゆでると粘りが出る野菜ですが、ビタミンA、カルシウム、鉄分を含み血圧の抑制効果が認められています。
くわいとは、ビタミンB1、B2、鉄、カリウムなどの豊富な野菜で、見た目は花の丸い球根の様な形をしています。品種には「青くわい」と「白くわい」があり、ほんのりと苦味のある独特の味をしています。
そして赤ずいきとは、里芋の葉柄のことで、特に里芋の葉柄が赤く、それを食用とする品種を赤ずいきと呼んでいます。調理法は色々ですが、酢の物、漬物、乾燥させた干しずいきとしての調理などがあります。主な栄養は、アントシアニンで血液を綺麗にする働きがありますし、繊維質も豊富に含まれています。

加賀野菜15品目のうち打木赤皮甘栗かぼちゃ、二塚からしな、金沢一本太ねぎは生産量が減少している野菜です。
伝統野菜として種の保存が努められている野菜でもあります。

独特な風味もあり伝統的な調理法にも、新しい調理法にも合うという加賀野菜ですが、15品目もあり種類も豊富です。
是非一度は食べてみたい食材ですね。


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