脳の健康と野菜

健康の為には『一日３５０ｇは野菜を摂ろう！』と言われますが、健康の中でも脳の健康に野菜はどのような効果を発揮するのでしょうか。
食品を色々な種類満遍なく摂取している人は学習成果が良く、その食品の中でも特に野菜、魚介類、豆類が良いとされています。
更にその中でも野菜不足は知能低下や性格を歪めるような症状があらわれるという報告があるそうです。

大根、きゅうり、ピーマン、レタス、白菜などの一週間の摂取量がおよそ２倍の学生の場合には、成績のうえでも野菜の不足している学生より良い結果を出しているそうです。
赤血球のもとになる鉄分を多く含む春菊、サラダ菜、小松菜、かぶなどをしっかりと摂取る事により、脳に十分な血液を送る事ができるのです。また、脳に欠かせない栄養素にはビタミンＣやビタミンＢ群がありますが、これらを血液中に長い間とどめる事のできる野菜がねぎ、玉ねぎ、にんにく、にらなどとされています。

その他に脳に関係する栄養素としては、ビタミンやミネラルの過不足が脳に影響を与えることで情緒不安定になることが考えられます。体内の有害な金属が高い数値を示すと脳の働きが阻害される事によるアドレナリンの大量分泌が起こり、これは攻撃的な本能を起こす成分とも言われているので危険な成分でもあると言われています。
犯罪歴のある人物は、やはり体内の必須栄養素のミネラル９種（カルシウム、ナトリウム、亜鉛、リン、銅、鉄、カリウム、マンガン、ベリリウム）が不足していたという報告もあるそうです。
旬の無農薬野菜を多く摂る事により、カルシウムなどが多く摂取できますが、マグネシウムも注目すべき栄養素のひとつで、神経系の鎮静作用を持っています。
マグネシウムが豊富な野菜の代表はほうれん草です。その他に豆類、ひじきなどの海藻類、とうもろこしなどにも多く含まれているそうです。野菜以外ではナッツ類、バナナなどに豊富だそうです。

また野菜はもとより果物もですが、これらを過不足無く摂る事により脳卒中やアルツハイマー病の予防にも期待される事が分かっています。
野菜や果物には脳の年齢を若く保ち、認知力の低下を防ぐ効果があるというわけです。

成長期の子供や、高齢者、その他の世代の方々にも、健康には野菜は必要な食べ物のひとつであるということが分かります。

野菜に限らず、色んな食材をまんべんなく摂る事が脳の健康にも体の健康にも良いということがいえるのではと思います。